前回、エンジンオーバーホール後の暫定セッティングをエビスサーキットで行ったマー号FD3S RX-7。(その時の模様はこちら)
走行結果からタービン変更を決断し、それらの作業を早速行っていました。
これまでのターボの特性は、5000回転を超えるインターセプト。いわゆる高回転型です。国際サーキットでは重宝しますが、ミニサーキットで活かすのにはドグミッションが必要だったり、ヘアピン立ちのトルクが薄いので待ちが多いといった状況でした。(マー号FDは5速シンクロミッション)
とはいえこのFD3S。所有者は会社ではなくマーのため、選択の絶対権利は僕にはないのですがw
半ば押し気味でタービン変更をすることにしました。
ただサーキットを走るロータリーエンジンにおいて、タービン本体はポンと交換とは中々いかず。というのも、熱等による歪みの影響が大きいため、関連のASSY交換が望ましいからです。
マー号FD3S RX-7は市販のステンレス製マニを使用していたため尚更です。なので今回はエキマニも含めた交換を検討します。
今時点でベストな仕様を話会った結果(ここも半ば僕の押し気味ですがw)、下記に変更。
- HKS GTⅢ-4R A/R0.81
- HKS GTⅡウエストゲートφ60 VALVE
- サカモトエンジニアリングオリジナルエキマニ
(Φ60 3㎜厚 フランジ厚 ゲート部カップリングorフランジ溶接)
そして今回は、ボンネットも変更します。こちらは製品化前のテスト。
・CF Lab製オリジナル軽量ボンネット
ダクト部以外の形状にもこだわっており、FDらしさがより際立つようなフェンダー部~中央部にかけての凹凸のメリハリ。好みですw
ボンピンやちり/高さ合わせ、パイピング等の干渉部の加工を行い、取付け完了。それではさっそく走ってきますw
まずは再びエビスサーキットへ!
5月29日(月)に再度、エビスサーキット東コースへ行ってきました。
本日は生憎の雨となりましたが、マー号FD3S RX-7においてはその状況でも特に問題ありませんので走ります。エビスの雨路面でも攻められる仕様にセットしてあります。
で今回、近所と言えば近所のシーエフラボ社長(ボンネットつくった人)が来てくださいましたw
取り付け精度や走行による異常が出ないかなどの確認ですね、ありがとうございました。
そして僕らの方はターボ変更によるエンジンセッティングを進めていきます。タイヤは新パターンのシバタイヤを装着です。
ウエストゲートセットをし、ブーストコントローラーオフでの過給圧は0.6。1.0まで徐々に上げていきながら、ECUセッティング。その後は、0.9での走行を行います。
シバタイヤの新パターンでウエット走行は初になりますが、ウェット&セッティング走行ながら「1分5秒4」というタイムで走行終了。
シバタイヤの新パターンはこう配のつく川有りのスリッピーな路面でも安心して踏んで行けました。ちょっとびっくりw タイヤ表面温度にもグリップするそれらが表れていました。(早くGR86用サイズを試したいですw)
タービン変更については、インターセプトの確認やドライ時のコーナー立ちのイメージをしても良い方向だと感じました。というわけで当日は無事にテストメニューも終了です。
ボンネットに関してはエビスレベルのトップスピードではビクともしない感じでした。めっちゃ軽いのに凄いw
当日の模様はシーエフラボさんのブログもどうぞ↓
開発中のFD3S用カーボンボンネットの2回目の実走テストでエビスサーキットへ!
そして筑波サーキットコース2000へw
そしてエビスの翌日の5/30、筑波サーキットのスポ走で走れる枠があったのでシバタイヤの新パターンによる分切りチャレンジをしてきました。もちろんボンネットもテストです。
当日は雨予報がありましたけど晴れに変わり、午後にはドライ間違いなし!という状況。暑くなりそうでしたけど、やっと?久しぶり?なドライ路面で走れるのでうずうずしてましたw
で、今回は僕だけが乗ります。
筑波と言えばやっぱり分切りがひとつの基準。というか壁になるわけですが、これまでの今までのテストの相対比較から分切りは余裕!と思いながらも、、、
- この車両で筑波走るのはじめて
- 最高気温夏日だし14時の走行
- ギアは?足回りのセットは?
- そもそも新パターンとはいえシバタイヤで分切れるのか?
- いやでも、この状況で分切りしたらパーツやタイヤメーカー的にも拍が付くよな…
というのがぐーるぐる。ひとり冬場の一発タイムアタック並みに緊張していましたw
13時50分。タイム出しには恵まれないコンディションですが、行きます。タイヤはシバタイヤの新パターン 265/35R18 USED。
このタイヤは以前の日光サーキットでのテストで、グリップの上がり方などは把握済み。コースインしてからは前車との間合いを図りながらアタック計測1周目でいきました。
59秒9(分切り達成!)
とりあえずひと安心。タイヤエアー圧確認でピットインします。
エアー1.7
筑波で速く走れるかは別にして、やっぱりギア比変えたほうがいいね。ロスが多い気がする。
それはそれとして、遅くない?59秒9だとギリギリすぎてなんかね~
(・・・イラッ)
もう1周だけしてくるわ!
結果的にその後の計測でベストタイムを記録し、走行終了しました。(大人の事情でタイムは伏せますw)
まだまだ出そうですが、ターゲットタイム更新の確認をしたところで、次回に備え欲をかかず!まだまだ次のテストも控えていますので今日はこの1ヒートで終了にしました。
シーエフラボが開発中のボンネットについては最高速は191キロくらいでしたが、バタついたり走行後に歪んだりというのは特になし。次はいよいよ国際サーキットでテストです!
でもし、今度筑波を走るならファイナル変更して走行してみたいけど、直近に鈴鹿サーキット走行会(鈴鹿⚡️シバ走行会)を予定していますので、取り急ぎはそのまま。
それにしても車のセット状態もあるでしょうが、このシバタイヤの新パターンは結構な完成の域にあるんじゃないのかな?乗り味や特性含めて好きですよw
早くGR86でもテストをしたいですw