年2回の開催ショップの輪走行会(モビリティリゾートもてぎ主催)。年最初の方はいつもはゴールデンウィーク頃の春となりますが、今回はスケジュールの都合からか?6月22日(日)の開催となりました。
事前募集の段階では、梅雨真っ只中でフルウエット路面の可能性が高いかな?と思っていましたが、天候に恵まれ晴天。

というよりも、今年で一番暑いんじゃないかくらいに朝から気温が上がり、気温34度、路温50度を超えるという灼熱の暑さとなりました…w
そんな暑い中、当店からは4台のお客様がエントリー。ありがとうございます!それに加えてデモカーもシバGR86とFD3S RX-7の2台を持ち込み、もてぎを走ってきました。
ご参加いただいたお客様方

こちらのBRZ(ZD8)のお客様は、ドライビングの確認や修正をする上ではもはや必須の車載カメラ+デジスパイスを装備し、モテギを走行しました。タイヤはシバタイヤ!当日はオーナーさんの同僚のTさん(同じくBRZ ZD8乗り)も来てサポートしながらの走行のアドバイス。

各スティントごとにデジスパイスと車載カメラをチェックし、ドライビングのアドバイス&修正の連続でしたが、最終的には当日で秒単位の更新。すばらしい成果ですね!おめでとうございます。引続き、楽しみつつ切磋琢磨していきましょう!

次はこちらのFD3S RX-7。熱に厳しいロータリー勢ではありますが、クーリング面ではVマウントの効果は絶大。1周アタック→1周クーリングのルーティンで車両も労わりながら、30度を超える中でロータリーサウンドを響かせていました。結果的に3枠をフル走行できましたし、車両の仕上がりとしては良いでしょう!

あれ?気付けば、オーナーさんもサーキットにハマってませんかw今後は、デジスパイスと車載カメラが必須になりますかね?いつでもご用命ください!次回もぜひぜひ、よろしくお願いします。
お次はJZX100 マークⅡ。

先週の鈴鹿サーキットで開催されたシバ走(鈴鹿)でも一緒に参加いただきました。それに続いてモテギもエントリーです!

しかし、残念ながら、車両側で何らかのトラブルが発生。きれいにエンジンが更けず、せっかくの全開区間でもストレスの溜まる走行となってしまいました。。。

一旦、車両側はしっかり見直しを!場合によっては、弊社でサーキットへ車両を持ち込み、チェックを済ませる必要性があるかもしれません。対応致しますので、次回に向けて準備を進めていきましょう!
次はJZA80スープラ。もてぎ走行も数多くこなしていらっしゃるオーナーさんですが、今回は車両の仕様が一部変更。

これまでLINKで制御されていたものを、MoTeC ECUへと変更し、本日がシェイクダウンです。ダイナモ上ではパワーが上がっていますが、この気温ではノーマルボンネットの限界が来てしまった様で1周するのがやっとのこと。
油水温はすぐに上がってしまい、その辺りに気を配りながらではありますが、無事にシェイクダウンを終えました。

この気温なのであまり無理はせず、今後は冷却アップデートのため早々に走行を終了しました。
国際サーキットを走る車づくり
外気温が30度を軽く超える環境と、1周5キロのコースを全開で走り抜くには、しっかりとしたクーリング対策が必須です。

特にターボ車においては、市販品では不十分というのは多々です。対策が不十分なままで走り続けてしまうと、エンジンや駆動系などには致命傷を与えます。
この辺りの状況下で走る場合はドライバーの大人の判断も必要にはなりますが、車両側に関してはストリート仕様からサーキット仕様へと傾いていく場合、メリット・デメリットをよーく相談をしながら、各々のアップデートをご検討いただけたらと思います。
結果的には十分すぎるくらいにしておいて損はありません。そしてこれはエンジンだけでなく、ブレーキや駆動系に関しても同様のことが言えます。
こう言った状況下で走られている方にとっては、実体験からのフィードバックにより、僕が嘘を付いていない(営業だけではないw)のも実感いただけたかと思いますのでw 今後もより良くなるようにしていきましょう!
デモカーFD3S RX-7ではシバSタイヤをテスト
さて、もちこんだデモカーの走行です。今回もAPEXi N1 Sakamoto-ENG RX-7の方をドライブします。

サーキットユーザーなお客様にはいつも言うことですが、今日みたいな悪い条件の時に記録したタイムは、良い時には必然的に更新できます。ということで、今回のターゲットにしたのは「2分切り」です。
SUGOや鈴鹿のデータからは、灼熱とはいえ楽勝なはず??ではありますが、前回の鈴鹿みたいにギヤ比大外れみたいなこともなくはないので、やっぱり走ってみないとわかりません。不安もありながらではありますが、1周目からタイムを出しに行きます。(当日は合計で3ヒートあります)
使用するタイヤについてはシバタイヤのラジアル(R31 200R)にしようか悩みましたが、保険でシバSタイヤ(R50)を選択!w

タイヤとしては5回ほど使用した中古。モデルとしてはシバタイヤR50 T9 開発コンパウンドで265/35R18サイズです。

車両の仕様は、前回失敗したファイナル比を、いつものファイナルへ戻しています。
その外、
- サカモトエンジニアリングサイドポートエンジン+3分割アぺ+RSコーナーシール
- オリジナルエキマニ+HKS GTⅢ-4Rターボ、LINK制御。
- サカモト A’PEXi N1ダンパー車高調
- サカモト ルービックスブレーキパッド
- ATS サカモトオリジナル カーボンLSD
と、いつも通りです。さ、行きましょう。

計測1周目:1分57秒467 ベスト更新
計測2周目:1分57秒984(SEC1ベスト更新からのタイヤ垂れ、リアのトラクションが減りました)

エアーは温間1.9キロ。この気温&路面温度ではじめて、R50の垂れを体感することができました。この収穫は今後に効いてくると思います。
タイヤテストに関しては次回、T9コンパウンドをさらに改良した「T9β」のチェックを行う予定でいます。タイヤサイズに関してはこちらも265/35R18。冬場の一発アタックの様なテストとは全くの別物ですが、より良いタイヤになる様に多くのデータを残せていければと思います。
さて、当日は暑い中、走行お疲れ様でした!今日の課題などを含めてまた色々と準備を進めていきたいと思いますので、どうぞまた引続き、よろしくお願いします!