雨路面の日光サーキット、シバタイヤR31 280Rで走ってきました

これまでたーっくさん走ってきたシバタイヤ。様々なコンパウンドやサイズを色んな場所で履いてきたわけですが、個人的に思うのは「強いタイヤにしたい」ということ。

具体的に言うと、タイムが出ればあとは全無視してよい!というモノではなく、ユーザーフレンドリーで様々な環境下で使えて、なおかつコーナーのクリップに行くまでに、ドライバーがたくさんの仕事が出来るタイヤを理想と思っています。

その中でこれまでのシバタイヤは・・・

雨がめっちゃ怖かったです。これは1年くらい前の話になりますし、タイヤも今は売っていないコンパウンド(当時はTW200。今は200Rという全く別物の後継モデルが販売中)なので昔話になってしまいますが…

GR86で雨路面のサーキット走行に行くと、日光サーキットや筑波サーキットコース2000などのミニコースで、ADVAN A052などの他の銘柄を履く車両に全くついて行けず、歯がゆい思いをした経験があります。

当時は寒い時期ということもあって、タイヤを発熱させるべく出来る限りプッシュ&連続周回&ラインを変えたりと色々やりましたが、まるで変わらず。戻ってきてタイヤを触ったら全く温まってない冷たいままで絶句!したのをよく覚えています…

雨路面の改良が急務と思われたシバタイヤ。R31開発モデルで走ったところ…

というわけで、シバタイヤを使う上では急務と感じたのがウエット性能。当時、開発に携わるようになってR31パターンが届いたわけですが、個人的にはコンパウンドの改良と相まってウェット性能が気になって仕方なかったです。

その中でタイミング的にR31パターンのコンパウンドテスト時、マーFD3S RX-7で履いてエビスサーキットの東コースの雨路面を走行する機会がありました。僕は乗らず&ピットで待っていましたが、戻ってきたタイヤから湯気が出ていて、おっ!となりました。ラップタイムもまぁまぁな記録でしたしw

満を持して雨路面&ラバー載りまくりの日光サーキットへw

前置きがとてもとても長くなってしまいましたが、、、

日光サーキットをシバGR86&シバタイヤR31パターンの280Rで走ってきました!

雨路面で怖い思いし&開発モデルのテストをするようになってから、早いとこ雨路面のシバタイヤR31パターンをGR86で試したかったんですが、やっとその機会を得ることが出来ましたw

で、今回は月曜日の日光サーキットのスポーツ走行へ行ってきたわけですが、前日はD1 LIGHTSが開催されたとあってラバー載りまくり。それでいて雨路面ということもあって、路面状態はそれはもう過去最高に悪いだろうwということしか想像できませんでした。格好のテスト日和ですw

タイヤはシバタイヤ R31パターンの280R(中古)を履いています。このタイヤは冒頭で触れた、僕が思う理想のタイヤに最も近い存在だと思っています。(なんでタイムが出る200Rじゃないの?ということについては長ーくなるので今回は触れませんw)

尚、当日の日光サーキットはというと、スタッフさんからは「今日は相当やばい路面状況ですよ」と念押しされるくらいの悪路面。そのため申し訳ないから走行費用を値引きするか悩んでいるほどとのことです。(安くしてくれなかったですがw)

個人的にはそれでも全然問題ないので通常通りたくさん走ります。いろんな状況があってのサーキットですし、そんな路面状況でもタイヤをグリップさせるにはどうしたらよいか?を考えるのも楽しいですからね!

1本目:10:00~

雨は止んでしまいましたが、路面はまだ濡れている状態です。水溜りや川などはないけど、タイヤのブラックマークが油のように輝いてますw

以前であれば、タイヤを温めるためにおっかなびっくりでスタートするコースインですが、走りだしから、ステアリングに応答性があります。(手応えありで思わずニヤリw)

雨量によってタイムは大きく変わりますのであくまで参考程度となりますが、様子見から徐々にペースを上げていき、最終的には41秒6で走行終了!

以前のモデルではまずここまで安定して走れませんでしたし、怖いから早々にピットに戻ろうというくらいでした。改良がなされた証拠ですし、それがタイムにも表れて良かったです。

(タイヤテストとするならば、本来はここで別の銘柄にスイッチしてと行きたいところですが、それはまたの機会に)

2本目:11:00~

雨がやんで10時後半くらいからレコードライン上はほぼ乾き出しました。ので、ラバーは相変わらずですが一発いってみましょう!

39秒171!

通常通りの路面であれば、間違いなく38秒台には入るでしょう。280Rはトータルバランスが優れたタイヤではありますが、かといってタイムが出ないというわけでもないのがポイントです。

とはいえ、やっぱり前日のイベントのラバーの載り&剥がれによるタイヤカスなどの路面状態が相変わらずひどいですね・・・わかってはいたものの、今日グリップの日だっけ?っていうくらい、周回毎にコースが汚れていきます。

3本目:13:00~

日光サーキットのスポーツ走行日はお昼休みにコース清掃が入ります。なので念のため?もう一本走りました。

が、「本当に掃除した?」ってくらい、走り出しからコース上がタイヤカスで見る見る汚れていきます・・・。スクレーパーで路面のラバーを浮かび上がらしてしまった感じですね…(通常ドリフトイベントが行われると2ー3日くらいはダメなままです)

このヒートは39秒後半で走行終了です。とはいえ、そんな状況でもどうすればタイム出るか?を試すのは楽しい限り。この枠はいつもとだいぶ走らせ方を変えたり、色んな事を試してましたw

他のヒートに比べてだいぶムキになって周回を重ねたにも関わらず、タイヤはとても綺麗です。

やっぱりいいですね、280R。今日みたいなことごとく変わる路面状況や温度の中、車のセットアップや運転技術を磨くには、どんな状況でも安定して走れるタイヤが必要です。

この280Rはセットアップやドライビングなどの修正にも優しいですし、なによりドライバーが出来る仕事が非常に多い上に懐が深いです。車重が重たくてタイヤが細めなGR86でこれだけ走れるなら、ほとんどの車種でも同様に使うことが出来るはずです!

※セッティングやドライビングというのはタイヤに合わせることも忘れてはいけません!

というわけで、今日は満足w
楽しめました。

雨路面のタイヤテストに関しては、次はハイドロクラスなヘビーウエットや国際サーキットクラスの速度域、コンパウンド違いの比較をしてみたいですね。

そしてこの280Rについて語りたい症状が出てきてますが、それはまたの機会にまとめたいと思います!

今日もBUNZOUさんも一緒でした

サーキットに走りに行く場合、どんな天候・路面状況であっても勝手に行くと怒られるのでBUNZOUさんには連絡をしているわけですが…

11:00~枠からBUNZOU号GR86も走行されました。

走り始めて間もない2号機の黒号を色々とテストをされています。でもどちらかというと、、、

新しく作ったレーシングスーツを自慢されに来られた気がしますw昨年僕がアペックス仕様のレーシングスーツを作って触発されたとかしてないとか…

メインのWinmaxやクスコをテーマにした黒・赤・白の配色。こういうパターンも良いですね、参考にしますw

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書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw