まーです!
11月04日にスポーツランドSUGOにて開催された「Attack Tohoku 2024 Autumn」にサカモトエンジニアリングとして参戦してきました。今回は僕は監督として車両準備や各種業務にあたりました。(ドライバーは代表のヒロキが担当)
今回参戦するにあたって、短期間で車両に加えた変更点などについて簡単にまとめたいと思います。
Attack東北に向けて行った車両の変更点
変更したところは主に2点。エンジンパワーの追求と足回りの刷新です。これらについてはまずAttack東北に参戦するにあたり、代表にこのFD3S RX-7に乗ってもらい、方針を決めたところから始まりました。
エンジンの仕様変更内容
これまでのノーマルエンジン(純正ポート形状)から、サイドポート(拡大ポート)仕様へと作り直しました。また、ブースト圧の見直しでウェストゲートにも変更を加えています。
そしてそれらをスポーツランドSUGOにて本番想定でセッティング。トップスピードは230km/hを超えるくらいにはなりました。(もうちょっと伸びるようにはしたい)
そられの過程はこちらの記事をどうぞ↓
足回りの変更内容
アペックスさんの協力のもと、N1ダンパーへとスイッチしました!
非常に短期間ではありましたが、欲しい仕様にて車高調を形にしてくれました。ありがとうございます!
本当はバネもアペックス製を使いたかったところですが、流石にそちらは間に合わなかったので、これまで使っていたHALスプリング(24キロ・高反発)を前後とも取り付けています。
そのため純粋に車高調本体のスイッチとなったわけですが、非常に良い動きのFD3Sとなりました。詳しくはこちらをどうぞ↓
Attack東北 当日の模様
参戦決定から当日までには鈴鹿や日光などのイベントもたくさんありましたが、その合間で準備&テストを重ねてきました。
不安もないわけではないですが、残された時間の中でベストは尽くしたはず。イメージ通りに行けば、Sタイヤなら25秒台は見えると思いますが、結果はいかに…
なお、当日のタイヤについてはADVAN A050 G/Sコンパウンド(新品・最近の製造)にて走行。事前テストは全てシバタイヤ(R31 200R)にておこなっておりましたので、当日は最初の枠から履いて記録を狙いにいきます。
Attack東北での走行形式はすべて、計測2周のスーパーラップ方式にてエントリーをしています。(Attack東北ではスーパーラップのみの走行か、フリー走行かが選べます)
走行1枠目
これまでと違うとされるADVAN A050 G/Sを履いての初走行となりますが、今まで通りのGSの使い方で行きます。タイヤは40度&2時間をかけて温めてコースへと送り出します。
計測1周目:29秒台。タイム的にあれ???という感じですが、その次の周には珍しくスピンしたとの事で1本目は終了。
ドライバーのコメントでは、予想外にリアが抜けたということで、帰ってきた車両をチェックするとタイヤの内圧が上がってない???という状況。確かにこれはすごい違和感…
現状ではタイヤの問題なのか、路面の問題なのかわかりませんが、とりあえずできることを試すしかありませんので、タイヤの温度管理と内圧を変えて送り出します。(温まらないなら限界まで温める)
そしてエンジンについてはこの冷えた外気温のなかでもこれまでよりパンチが無い気がする?とのこと。データを見る限りではこれまでとそこまで遜色ないけど??という状況ですが、ちょっとだけ嫌な予感…
走行2枠目
タイヤ温度管理の変更。より温める方向で行きます。
(80度で1時間温めて、残り時間を60度。内圧変更を1.4から1.8へ)
モニターを見ていると計測1周目に27秒台とまずまずのタイム。続く2周目には28秒台とタイムダウン…
帰ってきたドライバーのコメントではタイヤのグリップ(温まった)は改善したものの、計測2周目の上り勾配〜ホームストレートからエンジンが吹けなくなったとのこと。
エンジンロガーを見ていくと5速シフトアップ後にノッキングを確認。原因を見ていくと水温が上がり気味で、それによる制御の兼ね合いでした。一応セッティングは修正していくけど、やっぱり違和感…
走行3枠目
タイヤ管理は2枠目と同様の管理方法で行き、エンジンに関しては念の為スパークプラグも新品へ交換しました。当日最後の走行となるわけですが、最後のこの1枠にかけるしかありません。
が!!!
コースインするも、一踏みでエンジンブロー。走行終了です・・・・・・汗
まだエンジンを開けていませんのでわかりませんが、考えられる原因としてはノッキングなどの蓄積や、走行時間の積み重ねによる疲労も考えられます。
いずれにせよ、これらの事象は対策と改善を行い、次回の走行に向けてアップデートしていきます。
悔しさが残るAttack東北、また来ます!
今回のAttack東北参戦にあたり、専用のN1ダンパーを短期間で製作いただいたアペックスさんには本当に感謝いたします。
結果が残せずで本当に申し訳ないですが、年内にはまだ走行できる機会もありますので、答え合わせをしに再び菅生に走りにいきたいと思います。
そして記録を残せるステージを運営頂いているAttackと、チームグッドラックのスタッフの皆様にも感謝いたします。サカモトエンジニアリングとしては悔しさしかありませんが、また参戦させていただければ幸いです。
当日はありがとうございました!