デモカー86(ZN6)、新しくなった仕様を日光サーキットでシェイクダウン!

これまでいわゆる地味だったw
サカモトエンジニアリング86(ZN6)。先日のブログでも触れましたが、今年は大幅な仕様変更をすることにしていよいよ、シェイクダウンとなりました。(というか走りたくて仕方なかったとも言える)

日光サーキットでシェイクダウン。ぶん蔵さんのNDロードスターもダンパーテスト

シェイクダウンの場所と言えば、、、

日光サーキットです!今までも車種問わずここでセット出ししてきましたからね〜
今回はぶん蔵さんがセットアップを行っている、村上モータースさんのNDロードスターも一緒にテストです。こちらはダンパーがリニューアルとなっています。

ダンパー変えてアライメント中の村上モータースさんのNDロードスター。
(すいません、ブログの更新が追いついていませんでした…)

当日はもともと雨予報でしたが、降らずに1日持ちました。どちらかというと夏日かっていうくらいの暑い気温でしたが・・・(^^;

ともあれ、まずは色々変えたあとの初コロガシ。ドキドキではありますが、この状況でもタイムが出ないと話にならないので、イケるところまで攻めていこうというのが率直なところでした。

デモカー86(ZN6)の持ち込みの仕様

まずタイヤはこれまでに引き続き、YOKOHAMAのハイグリップラジアルタイヤのADVAN A052。

ですが、サイズは295幅になっています。それに伴い、合わせるホイールはYOKOHAMAホイールのADVAN Racing R6にしました。

パワー系についてはストリート仕様からの変更は特になし。ノーマルエンジンにHKSのターボキット+MoTeCのフルコン装着で実測で300馬力程度の仕様です。

エンジンについては後々排気量アップやタービン変更を予定しているので、先を見越してミッションもドグミッションにしています。こちらはTTIの6速シーケンシャルミッションです。

で、今回一番の不安要素というか、どうなるかドキドキのサスペンションの刷新w
これまでストリート仕様でやってきたジオメトリの見直しの中では、アーム類も一部変更しているのですが、サスペンション本体もKW製のものに変わっています。

いままでのサスペンションはダンパーレート含めてほぼ使い切っていたようなイメージだったので、そのあたりが改善されればだいぶ良くなるとは思っていました。それに今回からワイドボディ化していますので、容量の大きいイメージのダンパーが欲しかったんです。

ダンパーの初期設定やバネレートなどはKWさんに実車計測と、そういった僕の要望を本国に送ってもらって作った仕様。悪くはないはずなんですが、サスペンション系は走ってみないとわかりませんからね、たとえ理論上は良かったとしてもw

チェック走行を終えたら全開走行です

というわけで、さっそくコースイン。
初期チェックなども早々に済ませたあとはもう、全開域でひたすら走りますw

ダンパーのセットアップはこれからにせよ、こういう初物を試す場合はまず乗ってみて率直に良いか悪いかは大切ですよね。(全然ダメなケースもありますからね・・・)

結果・・・、

最高ですw
(KWの回し者かって思われるかもしれませんが、別にかまいませんw)

バネレートも+30%程度上がりましたが、全然ゴツゴツ感を感じず、レート下がったっけ?っていうくらいしなやか。でもロール感はまったくないのでほんと僕好みw

乗りやすくてコントロールがしやすいです。便利な言葉を使うと、懐の深い乗り味に変わりました。
(逆に、今までの仕様は角が尖りすぎていたなとも実感。そのあたりは好みの問題もあるんでしょうけど…)

タイムはこのときで38秒786。これまでの自己ベストをちょい更新というところですが、持ち込みセットだとリアが勝ちすぎているので、フロントを中心にセットアップしていきます。

今回のダンパーはハイスピード・ロースピードで減衰を調整できます。低速コーナーや中高速コーナーのように速度域を分けてセットできるのはすごく良いですね。ほんとかゆいところに手が届く感じです。

KWのダンパー以外にも、ジオメトリ変更やGTウイングの装着、タイヤの幅広化などの恩恵もあるんでしょうけれど、結果的に持ち込みからすごく良いフィーリングとパフォーマンスを得られました。

やー、走ってて楽しいのひとことw
そしてあまりのグリップレベルの高さとコントロールのしやすさに、エンジンがもともとのNAかwってくらい何も起きない感じの86になりました。今までピーキーなセットにしすぎてたかな・・・

ぶん蔵さんが駆る村上モータースさんのNDロードスターもひたすら走行

ぶん蔵さんもいっぱい走っていましたw

といってもS耐ドライバーらしく、気温・路面状況・タイヤコンディションなどを加味したタイム&フィーリングの俯瞰した視点で、精度良くセットを出していくのはさすが!

・・・って、まーが言っていましたw

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書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw