デモカー86(ZN6)を大幅仕様変更。ストリート然のターボ仕様でしたが今後は…

サカモトエンジニアリング86(ZN6)、最近走らせてないけどどうなのってお客様等々から話を振られますが、、、現在大幅な仕様変更中です。

今回はこれからどんな風に変わっていくのか触れたいと思います。

今までの86の仕様&コンセプト

もともと86(ZN6)後期型を買って、ほぼそのまままノーマルでサーキットを走らせてからはシンプルに、「このままでいいじゃんw」でした。

パワーはないですけど攻めがいもありますし、ブレーキもABS含めてすごく優秀なので何も不満はありませんでした。街乗りも快適ですし、幼稚園の送迎だってできますw

間違いなく車屋やってなければそのまま乗り続けていたでしょうw
ですが、そういうわけですので仕事柄、一応一通り手を加えていくことにしました。

まずはどうせならということで、これまでよく手掛けてきた「走行会仕様程度のFD3S RX-7と同等に走れる」くらいまでやっていこうということで、86(ZN6)チューニングをスタートしました。

ターボ化+フルコン、外装はほぼノーマルで86は十分な戦闘力

まずはユーザーさんも真似しやすい内容・価格帯での変更ということで進めていました。

なので特別なメニューは特になく、ざらっとならべるとこんな感じです。

  1. HKSターボキットによるターボ化
  2. インジェクターの変更
  3. 制御系の見直し(もともとはHKSフラッシュエディター、現在はMoTeC M1)
  4. 足回り変更
  5. 機械式LSDの導入
  6. 触媒とマフラー変更
  7. 熱対策でオイルクーラー追加、ボンネット変更
  8. ルーフ、トランクのドライカーボン化
  9. ディスクローター大型化(現在APレーシングのブレーキを導入)

冷却系については夏場にレースしないならオイルクーラーだけで十分だと思います。ドライカーボン化については先を見越しての衝動買いみたいなもので、あまりお勧めはしませんw

これくらいやると実測で約300馬力・1287キロ(ガソリン半分)っていうスペックですが、セットアップしていった結果、FD3S RX-7の走行会仕様と同等かそれ以上のペースで走れます。

デモカーはGTウイングも無しの車検もそのまま行ける仕様です。あった方が絶対タイム出ますし安定して速く走れますが、メカニカルグリップの追及をしたかったのでそこには頼りませんでしたw

ブレーキについてはノーマルでも十分止まります。ABSが凄く優秀なので、路面コンディション問わずすごい武器になります。

ただ、ツインリンクもてぎのロードコースとかで連続して酷使し続けると、すぐにローターの寿命が来ます。
(ノーマルキャリパーの時にはノーマルローターやビックローターともに3か月程度で交換していました)

ノーマルキャリパー&ビックローター。もてぎのロードコースだと雨でもローターがすぐ消耗します。

デモカーは開発・テストの関係でいっぱい走るので、ランニングコストを考えてAPレーシングのブレーキに換装しています。

ストリート仕様としての限界?面倒だからもうそのコンセプト辞めます

というわけで、ユーザーさんも真似しやすい仕様としての86のセットアップや、だいたいこんな乗り味&タイムが出るだろうというところのデータは一通り取れました。

じゃ、次どうしよう。このままストリート仕様としての究極を目指す?全国のサーキットを周る?それとも新しい車?

いろいろ考えた結果、、、

この86をやりたいようにトコトンやっていこうということにしました。

もっとパワー上げるとノーマルミッションじゃ持ちませんし、ドラシャもぽきぽき折れるでしょうから、もうここから先はユーザーさんの真似しやすい仕様ではなくなりますw

なのでもう、やりたいようにやります。ストリート仕様とかは辞めますのでGTウイングも付けますし、太いタイヤ履きたいのでワイドボディにもします。

今はまだジオメトリを中心とした見直しからなので根本的な仕様はそこまで変わりませんが、最終的には2シーズンくらい先にホワイトボディベースで総重量1トン切り・500馬力オーバーの86にしたいですね!

まずはワイド化+ドグミッション+新しいサスペンション

というわけで、作業は進んでいます。

最初から全部のメニューをいきなり進めると、しばらく走れなくなるのでそれは嫌いまして・・・安定して走れるようにするところ+これまでもどかしかったところから優先的にやっていきます。

まずはワイドボディ化!

あればタイム出るよなーってもどかしかったGTウイング!

これらはデモカーですから走ってて目立つように(爆
というのは半分冗談で、86はブレーキングで安心してすごい攻めれるので、対レースを考えてもそこを伸ばす方向で導入です。あとは足回りとの兼ね合いです。

次にミッション。こちらはTTIの6速シーケンシャルミッションを入れます。今のパワーであればそこまでなのですが、この先はエンジン本体を排気量アップ+タービンサイズ変更を予定しています。

中島製作所にて作ってもらったアイテム。やりたかったあれがこれでついに・・・(謎)

で、ミッション変更にあたってはスペシャルパーツを作るのですが、それに必要なアイテムは中島製作所(ぶん蔵さんち)にご協力いただきました。ありがとうございます!

そしてそして一番の目玉、新しいサスペンション!

今まではエナペタルベースでセットアップしてきました。
ノーマルボディの足回りでも、86はタイム出そうと思うとリジットか?ってくらいのバネレートや硬いダンパーになっていきました。

ジオメトリの関係もあったので多少は仕方ないにしろ、そもそもの足回りの方向性としてこれはどうしたもんかなーというところで、ドイツのサスペンションメーカーであるKWさんに相談したら、容量計測して特注のダンパーにしますよということで、、、

ワイド化したジオメトリで計測してもらい、それ専用に作ってもらいました!ダンパーレート調整も今までできなかった範囲のセットアップもできるので、ワイド化+ジオメトリ変更することと相まって相当な仕上がりが期待できると期待していますw

速く走りたいですねー!
ただ調整範囲が増えるのでKWさん、仕様変更含めて今後ともよろしくお願いしますw
http://www.kwsuspensions.jp/

そういえば地味にうれしかったのが今回の車高調変更で軽量化できたこと。エナペタルとKWでまったく同じ仕様じゃないのでアレですけど、4本で-3キロの軽量化になりました。とくにリアダンパーがずいぶん軽くなりましたね~

というわけで、まずは上記の内容に仕立てて、日光サーキットかツインリンクもてぎのロードコースにてシェイクダウンの予定です。

あ、ちなみにタイヤですが、当面はラジアル(ADVAN A052)のみを使います。サイズはワイドボディ化で265→295幅になりましたけどw

ホイールは前後とも「ADVAN Racing R6」です!
http://www.yokohamawheel.jp/brand/advan_r6/index_jpn.html

タイムアタックでいうと一発のタイムではGSコンパウンドのSタイヤ(A050)なんですが、乗り味やセットアップのしやすさを考えるとA052はコストパフォーマンスが良いんです。

さて、工場の作業が詰まっているので休日にちまちまやっている状況ですが、頃合い見て作っていき、順調にいけば来月には走りますよー!

書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいw

最近はもっぱら86(ZN6)漬け。
2021年はそのデモカーを大幅な仕様変更を決意。現在没頭中…