ダヴァンティのプロトゥーラ レースのタイヤレビュー!出たてのタイヤをGR86に履いて筑波を走ってきました

DAVANTI(ダヴァンティ)タイヤ。

恥ずかしながら数日前まで聞いたこともなかったタイヤメーカーだったので「なにそれ?どこの国??」でしたが、急に興味が出てきたので…

買って履いてみましたw

性能や乗り味、そもそもタイム的にどうなの?という部分は自分で履いて試してみるのが一番ですし、こういったレビューはある意味ではショップの仕事だと思っています。(ただ単に走りたいだけとも言えますがw)

DAVANTI(ダヴァンティ)タイヤって?

英国にあるタイヤメーカーで、設立が2014年くらいなので比較的若い会社な模様。

https://davanti-tyres.com/

で最近、「PROTOURA RACE(プロトゥーラ レース)」というダヴァンティの中ではたぶん初?となるモータースポーツ用タイヤがリリースされました。

このモデルはスポーツ走行向けに作られたというパターンに加え、トレッドウェアというタイヤの摩耗指数はTW200という設定。そのあたりの説明書きなどを見る中ではサーキットに持っていきたくなりますよね~!

(お客さんたちからも「履いてよ」っていう要望という名目の人柱推しが凄かったw)

というわけで真夏日ではありますが、デモカーGR86に履いて筑波サーキットのコース2000を走ってきました!

ちなみにプロトゥーラ レースの街乗りはというと…

今回導入したタイヤサイズは255/40R17です。とりあえず自走してサーキットへ向かいます。基本的にサーキット走ってどう?というタイヤだとは思いますが、スポーツラジアルだと街乗りも気にされる方はいらっしゃいますよね。

結果からいうと、プロトゥーラ レースでの街乗りは一般的なスポーツラジアルタイヤそのもの。めっちゃうるさいっていうわけでもないですが、静粛性に優れるタイヤ相当というわけではありません。

新品時から街乗りしたというのもありますが、一度熱が入った中古のネオバよりは静かかな?という印象。(これが伝わる方は凄く少ないかもしれませんがw)

とはいえ、スポーツラジアルにおいてはADVAN A052が凄く快適ではありますが、その快適性はありませんのであしからず。まぁ、スポーツラジアルの中ではADVAN A052が群を抜いて快適というのはありますが…

筑波TC2000をプロトゥーラ レースで走ったら…

デモカーGR86ではこれまで、

  • ADVAN A052
  • ADVAN A08B
  • POTENZA RE-71RS
  • シバタイヤ TW200/TW280
  • ダンロップ ディレッツァ ZⅢ
  • ネクセン N’FERA SUR4G(エヌフィラ エスユーアール4ジー)

を履いています。興味のある方は過去記事も合わせてどうぞ↓↓

あわせて読みたい
シバタイヤとネクセンをADVAN A052と比較テスト!GR86に履いて日光サーキットと街乗りをレビューしました デモカーGR86。現状は吸排気系チューニングと足回り&デフという、いわゆるライトチューンと呼ばれる仕様なわけですが、これまで履いてきたタイヤはほとんどADVAN A052...
あわせて読みたい
ディレッツァZ3とシバタイヤを筑波サーキット(TC2000)で比較テスト。GR86にマッチしたのは… 春本番につき、各コースでのタイム出しは終了となりましたが、デモカーは引き続き走っていますw というわけで今回はタイヤ比較のテスト。今シーズンはADVAN A052とシバ...

果たして今回のダヴァンティ プロトゥーラ レース。これまで履いてきたタイヤたちの中ではどれに近く、タイム的にはどのあたりに落ち着くでしょうね…

エア圧については温感で1.8キロ狙いで行きます。走らせ方については他のラジアルタイヤ同様、まずはタイヤを目いっぱい、イケるところまで使ってみようという感じです。(車両側の車高やダンパーなどのセット変更は無し)

というわけで、アウトラップ後すぐに計測1周。

「あれ????」

・・・という感じで苦笑いしか出ませんでした。単刀直入に、今までの「スポーツラジアル」というタイヤ群のそれらとは別物で、エコタイヤを履いている感覚です…。

具体的にはブレーキ踏んで舵を入れていった瞬間に滑り始めます。残念ながら温まりがとか、タイヤの潰れ具合がとか、そういう話を出来る感じではないです。スルーーーっと行きます。

計測1周目の1コーナーでそれが起きて以降、「スポーツラジアル履いてるんだよね?TW200だよね?んーー…」という感じで計測周を終えました。特に筑波の最終コーナーは前も後ろもスルーーーっという感じ外側へ逃げていきます。デモカーGR86はウイングが無いから余計でしょうけど、そういう話じゃないw

で、走ったリザルトがこちらです。

外気温が30度を軽く超える状況とはいえ、「5-6秒台くらい出るのかなー」と思っていたら全然でした…。

フィーリング的にも、エア調整やセット変えればもっと詰められるかも?という気にはなれませんでした。それで稼げたとしていいとこ0.5~1秒くらいですし、これまで履いてきた前述のスポーツラジアルたちならこの状況下でも4-6秒台で周回できると思います。

参考までに、走行後の左前のタイヤがこちらです↓

まぁ、このタイヤだけでのワンメイクレースや負けず嫌い選手権などの企画をやる分には楽しめるかもしれませんが、今の世の中に出回っているスポーツラジアルというタイヤと比べちゃうと「ちょっと違うな…」というのが率直な感想でした。

履いてみないとわからないモノってありますね…

というわけで、ダヴァンティ プロトゥーラ レースで筑波サーキットまでの街乗りとサーキット走行をしてきました。

このタイヤのトレッドウェアがTW200ということでしたが、今までたくさん履いたTW200は私の中ではシバタイヤなんですが、それとは全く別物でした。

たぶんシバタイヤを基準としたトレッドウェアでいうと、TW380とかになるのかもしれません。シバタイヤのTW280までは履いたことがありますが、それよりもグリップ力は劣ると思います。

とはいえ、そもそもそのあたりの話はタイヤメーカーによっての評価や考え方などが違うのかもしれませんし、私の中で「TW200」っていうタイヤの仕様を勝手に過大評価し過ぎたのかもしれませんけれども…。

しかしまぁ、タイヤそのものや色んな銘柄・ブランドに興味を持ち始めたのはここ1年くらいの話ではあるんですが、知らないことや新しい発見の連続ですね~。世界に目を向ければ今回の銘柄のような新商品が次々とリリースされているわけですし…

というわけで、これからも誰かの参考になるようなレビューや情報発信ができればと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いしますw

  • URLをコピーしました!

書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw