ロータリーエンジンのオーバーホール作業中のストリートメインの6型FD3S RX-7。
分解・計測を行いつつ、最終的なオーバーホールメニューが確定しまして、エンジン製作に取り掛かりました!(前回までのあらすじはこちら)
まずエンジンの圧縮面の要となるローターやローターハウジング、サイドハウジング、アペックスシールや各シール、シールスプリング等、内部はほぼ新品交換!
で、レシプロエンジンでいうところのクランクシャフトであるエキセントリックシャフトは計測などを行った結果、振れ&摩耗共に問題なかったので再使用となりました。
組み上げるパーツの新品比率が多いとはいえ、パーツの洗浄はないものの新品部品も計測&バリ取り、各シール合わせなどがありますので、相応に手間はかかりますね。ブログ上では割愛するので一瞬ですけど( ̄▽ ̄;)
で、そういった組み上げのための準備・段取りを終えたところで、
早速、単体の組み上げに入ります!
下準備は地味で大変ですが・・・、
それらが終わっていればここまでの組み上げは数十分で終わります!(;^_^A
その後はエンドプレーの調整を行いまして、フロントカバー、オイルパンと組みつけていきます。
オイルパンのよくあるケースとしては損傷やへこみ。脱着ついでに新品交換というケースも多いですが、今回はそれらのダメージが少なかったので、清掃&塗装でピカピカにして再使用(^^)/
そして、オーバーホールの中のついでメニューとしてお勧めなのはクラッチ&フライホイール交換。今回はチューニングパーツとして、HKS製のモノを導入しました!
基本的にストリートがメインとなるこのFD3S RX-7ですが、純正クラッチではなんか面白みがない…ということと、フライホイールの劣化も考慮してフライホイール交換タイプでのご依頼を頂いておりました。
で、今回はデモカー86(ZN6)でも愛用しています、HKS製LAクラッチを取り付けました!このLAクラッチは街乗り~サーキットでも非常に乗りやすく&扱いやすく、ストリートユーザーの方に特にお勧めです!(黒光りしてカッコいいのですが、見えなくなってしまうのが残念ですね。。。)
さて、ここからはロータリーエンジンのオーバーホールにおいては最重要項目である補機類の取り付け&セットアップを行っていきます。
そちらはまた後程ご紹介したいと思います(^^)/