WRX STI VABの各種作業完了、FD3S RX-7もエンジン作業推進中

日々のご依頼業務と合わせて、開発用途のデモカー製作も並行して推進中ないつもの工場。現在、主に走らせている車両であるAPEXi N1 Sakamoto-ENG RX-7(マー号)は、次回は鈴鹿サーキットでの走行を予定しています。

それに合わせてファイナルを見直す必要がある+作業短縮のため、デフASSYを準備中。国際サーキット専用としてのファイナルを組みつつ、仕様違いのデフのテストなども今後はしやすくなりますので色々と進むはずです。というわけでATSさんに要望したオリジナル仕様のデフを現在発注中。届くのが楽しみです。

その他、軽量化や見た目の部分でダッシュボードも変更予定。軽くて汎用性に優れるCF Labさんのダッシュボード取付を行いますが、その詳細はまたおいおい。

あとはZN6の方の86も作業を進めていますが、わかりやすい進捗はないので今回は割愛。お楽しみに!

さて、デモカー関連はこんなところとして工場作業です。

工具待ちでストップしていたWRX STI VABの作業続きになります。やっと専用工具が入荷しましたので、早速進めていきます。

全プーリーを取外し、全てのカムシールとクランクシールを交換。その他ベルト、ベアリング、ウォーターポンプ、ホース類を新品へと取替えていきます。

ラジエターは純正からトラストアルミラジエターへ。

純正の新品ホースを厚み増したラジエターに合わせてカットして組み付け。クーラントはケミテックを入れて、無事エンジン始動。その後は冷却系統のエア抜きを行い、エンジン作業は完了です。

次は四輪アライメント。サーキット仕様だったものをご要望に沿ってキャンバー角をポジティブ方向へ起こし、フェンダーに合わせます。要するにツライチの仕様。

前後しますが、その中でサスペンション本体(車高調)を、HKS ハイパーマックス車高調へと新品入替しています。(もともともHKS車高調)

アーム関係では今回のご要望に合わせて、クスコのリアラテラルリンク(前後)を取付けました。

オーナー様のご要望通りに仕上がり、納車時には満足~!の御言葉をいただきました。嬉しい限りですね!各種、ご依頼ありがとうございました。

次はFD3S RX-7のロータリーエンジンのオーバーホール関連。

現在は、2台のFD3S RX-7のエンジン作成作業を同時に進めています。そのうちの2台目の方もエンジンを降ろしました。

オーナー様のお住まい地域がら仕方ないとは思いますが、ハウジングは結構錆ています。この後、全分解・清掃・測定を行い、エンジン作成に必要なメニュー立てをしていきたいと思います。

そしてもう1台のFD3S RX-7は、メニューも決まり、現在は組込み準備を進めているところです。進行状況はまたご紹介していきますので、引続きよろしくお願いします!

  • URLをコピーしました!

書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw