エンジンが吹けないという定番症状で入庫したFD3S RX-7のチェックと修理

先週末は東京オートサロンがありましたが、今年はスケジュールが合わず、残念ながら行くことができませんでした。SNSなどを通じて会場の雰囲気や注目の内容を追いかけていましたが、今年も各方面でいろいろと動きがありそうで、ワクワクする1年になりそうですね!

さて、今回ご依頼いただいた工場作業のご紹介です。ロータリーエンジンに関するご相談でFD3S RX-7が入庫となりました。(新規お客様となります)

症状としては「エンジンが吹けない」という不調での入庫となりました。

車両の使用用途については、基本はストリートです。サーキット走行も行うものの、その際は「プロドライバーによる完熟走行(同乗走行)のみ」ということで、アップデートやサーキット仕様にはせず、ノーマルを基本としたものです。

今回のご相談の中では、実際にドライブされているプロドライバーの方も同行いただけたので、各種症状や懸念なども詳細に伺うことができました。

車両の現状は以下の通りとなります。

  • エンジンは他店にてリビルドエンジンへ載せ替え済み
  • 慣らし運転終了後、アクセルを踏み込むとエンジンが吹けない症状が発生
  • 吸排気系は交換されたライトチューン+パワーFCが装着済み

そして早速、試乗を行い、エンジンの状態やブレーキやサスペンションなども含めた車両全体を確認させていただき、現状確認からスタートしました。

結果として、試乗および初期点検の段階では、複数の不具合があるという状況で、エンジンが吹けないという症状に関しては補機類の見直しが必要な感じでした。

その状況を踏まえてオーナーさんとも相談した結果、基本的にはエンジン不調を直す作業がメインとなりますが、最終的には特定箇所の修理等だけでなく、車両全体の状態を把握しながらFD3S RX-7が完調になることを目指して進めていく流れとなりました。

というわけで早速作業着手。まずは搭載されているリビルドエンジン本体がしっかりしていることが前提となりますので、圧縮点検を実施し、エンジン本体の状態を確認。その上で、必要な修理・調整を行い、計器を取り付けた状態でパワーFCのセットアップを進めていきます。

なお、今回の症状のうち、FDでは定番とも言える「冷間始動時にエンジン回転数が上がらない、アクセルペダルに触れると回転が急に上昇する」といった症状も確認できました。これに関してはスロットル周りの修理・調整が必要です。

症状としてはエンジンが吹けないというものではありますが、今回の原因については結果として補機類の不良が数ヶ所確認されました。作業としては機械的な修理や調整と、コンピューター制御で調整し、一つ一つ不具合を潰していきました。

最終的にはエンジンもスムーズに回り、フィーリングも良く、普通の”ノーマル”な状態となりました!無事作業完了となります。

以前も当ブログでは何度もお伝えしていますが、ロータリーエンジンでは補機類は非常に重要です。(レシプロでも同様ではありますが…)

エンジン単体だけをリビルト交換しても、補機類が正常でなければ、まともに動かないと言っても過言ではありません。今回もその重要性を再確認する作業となりました。

その他の細かい部分では、完調なFD3S RX-7を目指す上でまだまだ指摘や交換したい箇所はありますが、一旦エンジンが正常な状態を乗っていただき、お楽しみいただければと思います。

近日中の引き取りとなりますが、納車を楽しみにしていてください!ご依頼ありがとうございました。

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書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw