今週も工場は相変わらずロータリーエンジン一色。
FC3SやFD3Sに関しては、作業内容がエンジンオーバーホールなどの重作業が多く、その結果としてお預かり期間が比較的長いのでそうなりやすいというのもありますが…笑
現在のざっくりしたRX-7系の進行中の作業としては、
- エンジンオーバーホール後、最終セッティングを施す FC3S RX-7
- リフレッシュを兼ねてエンジンを組み直す FD3S RX-7
- オリジナルエキマニに合わせて接合部をワンオフ製作している FD3S RX-7
といった感じです。また、ロータリーエンジン以外の車両についてもご依頼をいただいておりますので、随時進めているという状況です。多くのご依頼をいただき、誠にありがとうございます。
そしてそんな中で、ご依頼いただいたGR86やシビックFL5などの車両用のパーツも続々入庫。全てのパーツが揃っているわけではないですが、パーツ入庫待ちの状況も解消されそうです。
さて、前置きはその辺りにして直近の作業についてご紹介。
まずはシバタイヤのスポーツ走行向けのパターンであるR31モデル。以前はサイズ展開が少なかったですが、続々とラインナップが増えてきています。


今回はBRZ(ZD8)のお客様に215/45R17(280R)をご注文いただきました。

早速交換組み付けを行い、完了です。(ありがとうございました)
次はオイル交換などのご依頼。オイル交換のボルボと、継続車検+オイル交換のタンドラです。


2台ともに、オメガ製、モティーズ製のオイルをご選択いただき、交換。タンドラについては各種メンテナンスも行い、車検も完了です。(ありがとうございます)
次に、GR86カップカーであるBUNZOU号。先日富士で86/BRZレースデビューを果たし、次戦の鈴鹿サーキットでのレースに備えて準備中です。現在は鈴鹿向けとして、デフの仕様変更や油脂類のメンテナンスを実施しました。

予定としては鈴鹿サーキットのライセンス走行で各チェックを行うことになっています。まずはテストではありますが、レース向けの準備はとてもワクワクしますね!安心して攻められるよう、しっかり車両管理を行っていきます。
次、FD3S RX-7のエンジンオーバーホール。

エンジンは現在、組込み前の下準備を進めています。同時に、車両側では「HKS R type INTERCOOLER Vシステム」(いわゆるVマウント)を組み込み、既存のDRLアルミラジエターと合わせて冷却系の強化を図ります。

冷却系のホースやラインなどの取り回しは、オーナー様からのご要望も踏まえてデモカーで得たノウハウなどを反映しつつ、HKSのキットに合わせた+αのワンオフ加工を施して仕上げていきます。詳細は改めてご紹介いたしますので、お楽しみに!
次に、FD3S RX-7のオリジナルエキマニの取り付け。

こちらの車両はすでにHKS製の「スペシャルセットアップキット+GTIII-4R」を組み込んでいますが、補機類のマッチング(マフラー等) を考慮し、エキマニ変更+HKS GTⅡウエストゲートへとアップデートを行います。
FD3S RX-7の一般的なステンレス製エキマニでは、タービンの熱によってエキマニ側のフランジが歪んでしまい、定期的な交換が必要なケースが出たりもします。
デモカーFD3Sに関しては、シーズンごとに交換が必要になるということが続き、現地でトラブルが発生することもあったので、「それはもう嫌だ!」ということでオリジナルのエキマニの開発とテストを繰り返していました。そして生まれたのがこちらのサカモトエンジニアリングオリジナルエキマニです。

特徴はなんといっても歪まないという強度とそこで得られる信頼性です!これまで、デモカーやお客様のハードな使い方を含めてトラブルゼロです。フランジ歪みで頭を抱えている方にはとてもおすすめできる逸品です。(ちなみに3セット在庫あります。通常納期:半年)
話が若干逸れましたが、現在はベースとなる部分の加工も終わりましたので、ここからはターボやウエストゲートを組み付けていき、各接合部の作成へと進めて行きます。
引き続き、よろしくお願いします!