年2回開催となるモビリティリゾートもてぎ主催の走行会、ショップの輪走行会が14日に開催されました。
サカモトエンジニアリングとしてはお客様のサポートして参加してきましたが、それとは別に…
僕はこのスズバン号エンジンの最終現車セッティングをしていました。
立て続けに進めてきたサーキット向けのロータリーエンジンの現車セッティングですが、このスズバン号が完了すればとりあえずはひと段落。
パワー寄り&サーキット全開負荷に対応したエンジンのフルコンセッティングは正直、精神を削られるので早く安心したいなというのが正直なところw(スズバン号のこれまであらすじはこちら)
このスズバン号FD3S RX-7のエンジン仕様は、大まかに下記とおり。
- スズバンさんの手で組まれたロータリーエンジン
- 純正ターボ常時ツイン
- LINK G5 Plug-in
燃料はエンジン保護の観点から、サーキット走行時にはSUNOCO GT-PLUSやルーブリガスなどをハイオクに混合して使用します。
さっ、というわけで当日のもてぎは僕が乗り、最終現車セッティングを行っていきます。
とはいっても、いつもとやることはまったく一緒。
全開走行のところだけではなく、冷感時から温感時+α、アクセル踏み始めの領域からハーフ、全開部までなどなど、起こりうる状況の全てをサーキットにて行います。
具体的には適用されるマップや補正機能・補正値を一つずつチェックしていき、最終的にどんな状況でもエンジンが気持ちよく回るように仕上げていきます。(走行パターンにするとアウトインやハーフアクセルでレブリミットまで回したり、中速域からの全開など様々)
ギア比の関連もありますが、スズバン号ではもてぎのバックストレートで5速6500回転までエンジン回りました。(ここでヘビーノック出たら一発ブローだよなーと思いながら全開にしています。ほんと精神が削られますw)
そしてそれらをピットに戻り、数度の微調整と確認を行い、調整は無事に完了しました。
というわけで、スズバン号完成です!(めっちゃホッとしてます)
今後についてはオーナー様の方で、シェイクダウンになる予定です。思う存分、全開で走行頂けると思います。引続き、よろしくお願いします!