GR86のフロントからガタ症状?最終的にはアペックス富士工場へ社会科見学へw

ストリート仕様ではあるものの、ほぼサーキットで走行距離を積み上げているデモカーのシバGR86。まもなく1万キロです。

メンテナンスに関してはサーキット走行がメインということがあり、毎回細かくチェックを行っているのですが…

先日の鈴鹿サーキットでの走行後、後片付けと現地での車両チェックをしていると、フロントタイヤのガタ症状を発見。

ハブガタかなーと思いつつ、工場に帰ってから車両を細かくチェックしていくと・・・

ハブ、ピロアッパーマウントや、各種ボルトナット、ロックシートには問題はなく、結果的に車高調本体にガタが出ている状況でした。

このダンパーは柴田自動車様からこのGR86を譲り受けた時につけていますから、装着して走行距離はおおよそ9000キロ。ほとんどはサーキット走行でしたし、頑張りましたね・・・汗

というわけで早速、このN1ダンパーを修理・メンテナンスするべくApex担当のKさんに連絡、というか相談ですねw

本来であれば車両から車高調本体を取り外し、メーカーに送ってオーバーホールを依頼する流れになりますが、次の走行スケジュールが迫っている状況。時間があまりありませんので、無茶振りです。(車高調予備を用意しておけって言われそうですがw)

その結果・・・

今回はApexの富士工場へ車両ごと持ち込み、症状の確認と修理を行なっていただきました!(早速対応いただき、ありがとうございます)

富士工場は8時から開始なので、朝一に持ち込み。ダンパー本体におおきな損傷がなければ、当日中に帰宅できることでしょう。

なお、当日は開発部門の方と、前出の広報Kさんが対応してくださいました。Kさんは見事に遅刻しましたが(笑)

Apex広報Kさん

いや、ボクが手伝うと仕事が増える可能性があるからさ〜・・・

ということで、ボディの清掃をしてくださいましたw(当日はどしゃぶりでした)

ではでは早速、症状確認と分解です。こちらが取り外したフロントの車高調。

持ち込む前の点検や症状の報告から、開発陣は既にトラブル箇所の目星は付いてるとのこと。持ち込んだ車高調を点検・分解していくと、想像通りだったご様子。

そしてここからはメーカーに来ないと見られない、分解&組み立てを行うエリアにご案内いただき、各種の作業見学です。

今回は車高調のショック本体に異常なし。

ケースにあるメタルがすり減ったことで出たガタとのことで、そのメタルのみ交換です。ショック本体(中身)は問題ないため、オーバーホールや仕様変更はせず、そのまま組み込みます。

こちらがそのガタ症状を引き起こした部品↑

新品へと交換です↑

ダンパー1本当たり2個使用しているので、合計4個交換して作業は完了です!

ダンパー修理の作業中、せっかくなので各パーツの機能や仕様、構造などなど、ここでしか知ることができないことをたくさん質問させていただきました。一つ一つ丁寧に解説いただき、本当にありがとうございました!

ということで、ショックのガタも直りまして、復元作業完了です。

この後は、せっかくApexの富士工場に来たということで、製造から出荷までといった工場見学をさせていただきました。ご対応に感謝です、ありがとうございました!

なお、ダンパーについてはこの翌日、富士スピードウェイへ立ち寄りチェック走行をし、完治したことを確認しております!(純粋に富士を走りたかっただけともいえますがw)

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書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw