前回に引続き、FC3S RX-7のカブリオレの作業です。ミッションオイルが漏れており、車両下部がオイルまみれです。
場所は主にミッションとプロペラシャフトの連結部。特にミッション自体からのオイル漏れがひどい状態です。しかし、ここは手が加えられたような痕跡(液体パッキンなど)があるのと、ここに来る前にオーナー様より修理を依頼したと聞いております。

まぁ・・・しかし漏れているため、修理に取り掛かります。早速ミッション降ろします。
オイル漏れの原因は数ヶ所程度重なっていそうです。
で、以前の修理でオイルシールを取り外す際に付けてしまったのか、はたまたもっと前からなのかわかりませんが、
おそらく主な原因はこれかな・・・。


付いてしまっているものはどうしようもないので、傷部は薄く液状シールを塗り、オイルシールを新品へ交換。

その他ガスケット類も交換して完了です。
で、交換した油脂類は下記のとおりです。
- SYNTIUM RACER 10W-60
- PETRONAS TUTELA TRANSMISSION ZC SUPREME 75w90
- KEMITEC PG55RC
今回はサーモスタット付近も新品へと交換しましたので、クーラントも入れ替えさせていただいています。試乗チェックを行いまして、現状ではオイル漏れは完結。

前回の作業で、オイルパン修理のためフロントメンバー等も降ろしましたので、最終調整で四輪アライメント!これで、すべての作業が完了しました。
この後は、オーナー様のもとで日常の使用をしていただきまして、後日、再度漏れの確認を行います。

入庫時の話の1つとしてあったマフラーから出る白煙というのは結局のところ、確認が取れませんでした。こちらも様子見ということで同時にチェックしていきたいと思います。
ご依頼ありがとうございました!