FD3S RX-7のタービンの選択肢。純正タービンがパワー的に物足りなかった&高額になったのでどうせなら…ということで選択される方が多いのがHKS GTⅢ-4Rタービンです。

最近では、ノーマルエンジンにこちらのタービンを組み合わせる仕様も、もはや定番と言える状態になりつつあります。
現在作業を進めているこちらのFD3S RX-7もまさにそういった仕様。ロータリーエンジン本体はノーマルベースで製作し、HKS GTⅢ-4Rターボを組み合わせ。冷却はこれまた定番となっているVマウント化を行い、安定した冷却性能を確保しています。
制御関係では過給圧制御にHKS EVCを使用し、ECUはアペックス製Power FCにてセッティングを行っています。

とまぁ、ここまでは定番のよくある仕様ですが、最近おすすめとして推したいのは排気系の最適化です。特にエキマニに関してはロータリーだと割れ・歪みによるトラブルも多いので、そういったことが起きないように強化を行なった当店オリジナルのエキマニを作りました。(完成してからもう数年経ちましたけど)

よくあるエキゾーストマニホールドに比べると比較的重いですが、各部の肉厚を確保することでトラブル防止に全振りしています。こちらのFD3S RX-7でも導入させていただき、HKS GTⅡφ60ウエストゲートを組み合わせて排圧をしっかり逃がすことで安定したブースト制御を実現しています。
また、意外と見落とされがちなのがそこから先の排気系です。フロントパイプからリアマフラーまで、見た目や音量だけでは判断できない部分も多く、内部構造によっては排気抵抗となる商品もあります。この辺りは現車セッティングを行いながらの知見も必要にはなりますが、あまりにも相性が悪い排気系の場合には刷新した方が良いケースもあります。(詳しくは割愛しますけど)
そしてここまで作り込んでくると、ノーマルエンジンとはいっても純正インジェクターでは容量が不足するため、850ccインジェクター4本へと換装しています。
余談ですが、これ以上の燃料供給を必要とする仕様では、駆動系の強化は必須になるのでちょうど良い線引きになります。
作業中(エンジンセッティング)のこちらのFD3S RX-7の話に戻ると、電気負荷スイッチが入っていないにもかかわらず、ECU側ではONと認識してしまう症状が発生していました。

FD3S RX-7も、こういったマイナートラブルとの遭遇はもはや日常ですね…。原因を特定し、修理も完了しております。
現在はセッティングもほぼ最終段階となり、街乗りからサーキットまで気持ち良く走れるフィーリングに仕上がりました。納車に向けての最終準備に入りましたので、もうしばらくお待ちください。ご依頼ありがとうございました。
さて、余談になりますが…
サカモトエンジニアリングはこの店舗(栃木県宇都宮市)で約22年間、営業を続けてきましたが、ずっと土地・建物ともに賃貸でした。
ずっと迷い続けて色々と検討してきた中で先日、この場所の売買契約を締結し、土地・建物ともに所有することとなりました。今後もこの場所でずーっと車好きを支える環境を提供できればと思います。引き続きのご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします!





