デモカーGR86をアプデ。18インチ化、KW V4 Racing、APブレーキ、イケヤアーム類など

6月21日(火)、デモカーGR86のアップデートのチェック走行＆セッティングのため富士スピードウェイへ行ってきました！

今までは純正16インチサイズだったわけですが、今回からは18インチ。引き続きナンバー付き車両ではありますが、車重に対して16インチの限界を感じましてね…

ホイール変更と合わせて行うのが足回りの刷新。車高調はこれまでのSTベースのオリジナル車高調から、レーススペックのKWサスペンション（これもサカモトエンジニアリングオリジナル仕様）を導入です。

加えてAPレーシングのブレーキ、イケヤフォーミュラのラテラルリンク＆トーコンリンクへと変更しました。タイヤもサイズアップですが、銘柄はADVAN A052（265/35R18）です。

取り付けはすんなり行くかと思いましたが、一筋縄ではいかずw
リアフェンダー内の加工などが必要ですが、ブログ映えしないので割愛させていただきます。

車高は既存の16インチでのデータから前後バランスを考慮して調整。
四輪アライメントは前後共に3度30分、トー０、ダンパーはオール6からスタートすることにしました。ダンパーに関しては、伸び/縮み(LO/HI)の調整が可能な3WAYタイプとなっています。（KW V4 Racing）

で、本来の流れですと日光サーキットでのチェック走行がいつものルーティンですが、残念ながら走行可能日がなく・・・。

なので、ここのところ通い詰め？の富士スピードウェイでシェイクダウンすることにしました。前日の定休日（20日月曜）はエビスサーキット東コースにて耐久レースのチェック走行をしてましたので、今回は前泊を諦め（体力的に辛くてその日のうちにたどり着けないｗ）、9時40分の走行に間に合わせるべく朝5時出発で向かいました。

季節的に心配していた雨量はなく、ドライ路面での走行が可能。車両メーターでの外気温は9時30分の時点で30度。曇りでしたが蒸し暑い感じです。

1本目(9:40~)は今回変更の膿だしです。1コーナーのブレーキング、コカコーラーコーナー＆100Rをメインに現状の状態を把握していきます。ダンパー減衰は大きく外しており全体的に(特にリア)緩すぎ。

ダンロップコーナーでは左フロントのタイヤ干渉。干渉時は激しくゴリっと音がします。

今回はスタッフ吉田君も来てもらいましたので、ピットインを繰り返し、ダンパーの調整と車高調整。

ダンパー調整
全て6
↓
全て3
↓
全て1

この時点でのベストタイムは2分2秒7。

大分おおざっぱですが、暫定のポジションを探るべく大きく動かして、走行を繰り返しました。干渉についてはフロントを3ターン上げて解決。

この車高調整による前後バランスは、現状からはフロントを上げる方向で結果問題なし。

そして2本目(11:00~)。外気温は先ほどよりちょっと下がった26度。このセッションでもピットイン・アウトを繰り返して走行となりました。

アクセル開度やブレーキ踏力でもっと姿勢変化を起こすように、
リア伸び3
姿勢変化が大きすぎるので、
リア伸び2
続いて、リアへの移行を早めるため、
フロント伸び2
やっと、それっぽくなってきました。

結果、ベストタイムは2分2秒１。

100R、ADVANコーナー、GR Supraコーナー等、少し詰めていくとフロントの突っ張りが大きく、簡単に言えば一部だけアンダーステア。その辺を考慮して次の3本目は、2本目の走行からフロント縮みを調整。LO-2/HI-2へ。

・・・というところで残念ながら雨が降ってきてしまい。。今回もピットを借りていなかった(借りたことがないｗ)ので慌てて撤収作業をしまして、テスト終了となりました。

個人的には雨は雨でWETのセット、走り込みをしたいんですが今回の目的から外れるので我慢ですｗ

車両的にはまだまだ調整時間が欲しいですね。終わりはないのですが、まだ良い位置に到達していませんし、この状態でもセットが出せればまだまだタイムは詰められると思います。

現時点で言えることはタイヤ、ブレーキ共に大きくなったことで、安定した連続周回が可能になりました。おかげでセッティングしやすいですw

ただブレーキに関してはリリースの踏力ポイントが狭まり、もっと自分の抜く踏力の精度を上げないと、1コーナーとダンロップコーナーなどのハードブレーキが必要なコーナーに合いませんね。

いつも1日でのテストをしていましたが、道中の無駄が多いので、富士は連日のテストへ切り替えていこうかな？ピットも借りて？とも思っています。

今回のアップデートで難しく面白い車になってきたかな？まだまだセッティングを詰めていきますよー！