Attackエビス参戦!シェイクダウンとなったハスイケ号FD3S RX-7が…

「筑波サーキットで1分を切れるようにしてほしい」

夏の終わりごろに入庫したFD3S RX-7のハスイケ号。そこから、ロータリーエンジンの製作だったり、足回りの仕様変更だったりを進めてきまして、10月の下旬には全開で走れるように仕立てが終わりました。

そしてオーナーさんによるシェイクダウンはどうしましょうかとなった、日程的にちょうどいいイベントとしてAttackエビス(Attack エビス presented by カーゴトレーラーのMAROYA)があるということで・・・

参戦とシェイクダウンをしてきました( ̄▽ ̄)

僕らは本格的な全開走行が間もないということで、コンピュータ(LINK)と新しくした足回りの最終調整です。

以前までのエビスサーキット西コースの持ちタイムは1分4秒台とのことで、最低限それは超えられるはず・・・というかこの仕様ならもっと、という気持ち半分のサーキット入りでした。

事前準備の中ではタイムを追うのであれば、新品タイヤの用意やタイヤウォーマー、テスト走行ごとの段取りとアプローチなど、色々と考える必要があったのですが、今回はあくまでもシェイクダウンと慣れに専念するということになり、タイヤは持ち越し(履きっぱなし)の2~3年落ちのADVAN A050 265/35R18Mコンパウンドで周回を重ねるということになりました。

FD3S RX-7でのタイムアタックや、エビスサーキット西コースのタイムが出る走らせ方などもそれなりに知っているので、妄想タイムとか、たらればタイムなどはキリがないのですが・・・(心中としてはタイヤが不安w)

とはいえ、オーナーさんも久しぶりのFD3S RX-7での全開走行でしょうし、そもそもサーキット走行も久しぶり。エンジン特性もサスペンションやダンパーも、エアロの効きも、いろいろ仕様を変えた愛車での全開は、期待と不安、緊張が入り混じっていたことでしょう(^^;

そのため、僕らはあくまで仕様の様子見としてそっと見守る雰囲気wを醸し出せるようにしつつ、コースインしてはラップタイムモニターに注視していました。(実際のところ、何秒出るかが気になってしょうがなかったんです)

・・・そしたら1分01秒9!!ですってw 持ちタイムを-3秒です( ̄▽ ̄;)

ピットに戻ってきたオーナーさんにインフォメーションを聞くと、「良く曲がるし速い」と。とりあえずは一安心ですね~。

今回、車の仕様としてはいろいろ変わっています。

足回りはデモカーのFD3S RX-7と同スペックのエナペタルダンパー&ハイパコのスプリングをこの車両の重量配分ベースで車高を調整した持ち込みのセット。減衰力についてはエビス西用のデータがあるのでそれに準じた仕様。

ブレーキパッドはサカモトエンジニアリングとしては初めて使うw
Attack主催者の青木さんのお店(レディーゴーネクスト)のFD3S RX-7用のCTAブレーキパッド。

現場にいた青木さんとピットで話をしましたが、「ブレーキもっと行けるよ!」とのことで、オーナーさんは安心して攻めた突っ込みをしていました。バランスやフィーリングとしては良い感じですね(^^)/

コンディションが比較的良い朝一の走行後は、オーナーさんは走り方を変えたり試したりしながら、周回を重ねていました。タイムとしては1秒台~2秒台の辺り。とりあえずタイムの数字以上に、オーナーさんが楽しそうなのが印象的でした。

そしてこちらのメニューとしてはエンジンセッティング。慣らし後の本格的な全開走行は今回が初だったので、微調整を繰り返しながらといったところです。メタリングオイルポンプのセッティングについてはもうちょっとつめた方がいいかな?というのが宿題です。

最終的に、スーパーラップを含めて当日のベストタイムは1’01″904。タイヤとかコンディションが整えば0秒台は確実なものになると思います。そしてそれ以上に、分切りを目標としている筑波サーキットとの比較だと、準備をそれなりにしておけば58秒台、いや、ひょっとすると・・・というところが狙えそうな感じです( ̄▽ ̄)

課題としては重量が1200kgとノーマル並みの重さがあるので、そのあたりを改善していけば容易に先のところまで行けそうです。

ただし、その領域になると車の仕上がりも大切ですが、ドライバーの技量も欠かすことができません。でも今回改めて感じたのはオーナーの蓮池さんのドライビング。これからいろいろとデータを見ていきますけど、とても楽しみな感じです(^^)/

プレッシャーをかけるわけではないんですけど、今のスペックだとしてもきっと、当初の目標の筑波の分切りは通過点になるはずです。ツワモノですよ!

・・・というわけで今後の楽しみがまた一つ増えた、シーズンインのタイムアタックイベントでした( ̄▽ ̄)

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書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw