FC3S RX-7のデフをフルオーバーホール。ATS カーボンLSDを組付けて慣らし運転のため仮納車

FC3S RX-7の最終作業です。こちらの車両はオーナー様との話会いのもと、掛けるところにはしっかりと手間と予算を掛けてメニューの組みたてを行ってきました。

もともとの不動という状態からスタートし、エンジン関連や不具合箇所を交換/修理を済ませ、数日/数ヶ月間に掛けて900キロほど走行確認を行ってきましたが、いよいよ仮納車です。(前回までのあらすじはこちら

その中で当初のチェックで確認してましたデフ周りの異音と歯当たりの不具合から、LSDの新規導入&ファイナルギア含めギア、ベアリング、消耗品の全交換の追加ご依頼を頂きました。ありがとうございます。

今回導入のLSDはオーナー様こだわりのカーボンLSD 2WAYタイプ。デモカー含め、弊社ご利用いただいてるヘビーユーザー様たちも愛用しているATS製をご選択です。

・・・とその前にw メンバーの亀裂があったので修理!汗

新品のメンバーは廃盤のため、TIG溶接にて修理して塗装。様子を見て今後、必要があれば当て板なども検討していこうと思います。

早速、LSDに取りかかりまして先ずは仮組み。バックラッシュを含めてシムの選択、歯当たり調整を行っていきます。

シムやプリ、バックラッシュ数値が決まりましたら、再度全分解を行いまして、ケースの洗浄/塗装。本組みを行い、確認、完成となりました。

今回タイヤは慣らしのため中古ですが、仕上げで四輪アライメント調整を行っております。

さて、いよいよオーナー様のもと慣らしのため仮納車となります。エンジンから駆動系と慣らし運転行っていただき、次回はサーキットでのエンジン現車セッティング調整へと移行する予定です。

お忙しい中での慣らしは大変かと思われますが、本セッティングまでお待ちしております。ありがとうございました!

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書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw