標準的なオーバーホール。ノーマルをベースにしたロータリーエンジン単体の組み上げ

純正状態・ノーマルをベースにストリート仕様として仕立てているFD3S RX-7。今回はロータリーエンジンの作成です。(前回のあらすじはこちら

オーナー様とご相談の上、エキセントリックシャフト以外のローター、ハウジング、シール、その他と純正新品にてエンジン作成のご依頼を頂きました。また純正コーナーシール、アペックスシール類も純正2分割でいきます。

まずは組み込み前の下準備になりますが、新品ローターといえど、シール溝修正~洗浄を行い、各シールを組み込んでいきます。この作業はローターが新品だろうと、再使用だろうと、一手間二手間掛かります?いや、掛けてますw

メタル合わせ含めたあまり公開しない細かな作業やまた調整がありますが・・・え~、割愛w
(企業秘密ってわけではなく、単に撮るのがめんどくさいのと写真じゃ伝えにくいw)

組込み前の下準備が出来ましたので、組み上げに入ります。

上記画像では、もう半分以上終わっている状態ですw

最終蓋をしてショートエンジンの完成。

次にエンドプレー調整をしてフロントカバー→オイルパン組付け。

エンドプレーは弊社のデータで、決まった数値での組み込みになります。この数字はノーマル仕様もタイムアタックのデモカーも同じです!大抵、搭載されている既存のスペーサー厚みでは、希望値になりませんので、削ったり、微調整しながら値調整しております。

そして、エンジン単体の完成です。

次に、補機類の組付けになりますが、補機類も重要度の高いものは新品へと交換してきます。補機類が原因で簡単にブローしますからねw

ここから一気に&慎重な組み上げを行い、次はエンジン始動の報告ができると思います。お楽しみに!

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書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw