6型のFD3S RX-7 スピリットRのエンジン製作の続きです。(前回のあらすじはこちら)
入庫してロータリーエンジン本体をばらしていくと、破損した異物や流れ出たメタルが、ポンプやプランジャー、ハウジングからローター、シャフトと摺動部分やオイル通路にほとんど!といっていいほど傷跡を残しておりました。
当初はなるべく使えるパーツは使い方向でということでしたが、状況が状況なのでオーナー様とはよくご相談の上、だめなパーツは潔く新品へ交換!となりまして、パーツの手配を行っていました。
そんなわけで、傷が多い痛んだ主要部品はもちろん新品ですが、再使用品もございますので、十分に洗浄と測定を行っていきます。必要あれば、研磨磨き(手動で地道にw)を交えながら、各パーツの下準備を整えて行きます。
毎度のことながら、組み立てるパーツの準備が出来てしまえば組上げるのはあっという間。なのですが、洗浄を含めた組み上げ前の下準備が、まぁまぁ大変です(;^_^A
もちろんブログ上ですので、あっという間に整いましてw
早速、組上げに取り掛かります。
フロントローター組込み。
リアローター組込み。
最後にリアハウジングでフタをしまして、各ボルトを規定トルクで締め付けて完了。
次にエンドプレーを何度も測定&調整を繰り返し、当社規定数値に合わせ込みまして、フロントカバー&オイルパンが取り付けられました。
エンジン単体の完成です(^^)/
ここからは、とても重要な補機類のセットアップになりますが、こちらも各パーツ洗浄や交換、オーバーホールを行い組み上げになります。
そちらの模様はまた後程ご紹介したいと思います!