「もう一度サーキットを気持ちよく走りたい!」
そんな復活に向けた6型のFD3S RX-7が入庫。経緯としては他店にて車体を購入された車両でして、まずは基本の診断チェックやその他諸々のご相談からのスタートです。
初入庫の車両をチェックするのはまず、エンジン!
ロータリーエンジンの要となります圧縮測定を行いまして・・・
フロントの圧縮比↓
リアの圧縮比↓
フロント/リアともに、要オーバーホール状態であることが確認できました。ここからはオーバーホールなども含めたメニューの組み立てを進めていきます。
ちなみにこちらの車両のオーナー様は、数台のRX-7を乗り継いでおりまして、もうすでにこの数字はある程度想定内とのことでした。
で、オーナー様のご要望としましてはサーキットやワインディングを気持ちよく走るということを前提。車両の総点検を行った結果、まずは脚廻りやブレーキ廻りをリフレッシュからスタートしましょうという結論に至りました。
もちろん、最終的には、エンジンの完調化&フルタービン化を予定しております(^^)/
なので早速!脚廻りは全バラw
・・・からの、パーツひとつひとつ清掃&計測を行いまして、ブッシュ&ピロを交換していきます。
今回交換するブッシュ類はピロ化。それにあたって選択されましたのは、お馴染みスーパーナウエンジニアリング製のフルピロ&アームのアイテムです。前後のキャンバーを純正値よりネガティブ方向へ行けるように、キャンバー側は前後共に偏芯タイプを導入しています。
ジョイント部のブーツにつきましてはグリスを新しく入れ替えまして、新品ブーツへ交換。これで脚周りの組付け準備が整いました。
次に、ブレーキ。
もともとが17インチ仕様のブレーキでして(FDは16インチタイプも設定あります)、キャリパーのオーバーホール。
ローターはディクセル製の焼き入りスリットタイプを選択しています。まだ入荷待ちですが(;^_^A
ブレーキホースや、肝心なマスターシリンダーもアッセンブリーで新品へと行い、肝心なブレーキパットはお馴染みLUVIX製!へと換えていきます。入庫待ちのブレーキローター以外は、取り付け準備が整ったところでございます。
そして次はサスペンション本体という流れですが・・・
その後の模様はまた後程ご紹介したいと思います( ̄▽ ̄)