今週の工場はハードな(マニアックな?)作業からごくごく普通の一般整備までと、バラエティーに飛んでいます( ̄▽ ̄)
ロータリー車両が多いのはそうなんですけど、一応普通の車屋なので^^
FD3S エンジンO/H!単体エンジン完成
まずは先日下ろしましたFD3S RX-7のエンジン、13B。オーバーホールが完了しまして、エンジン単体が完成しました。
ブログでこの状態を見ると一瞬で終わったように見えるかもしれませんが、結構手間かかってます(^^;
何が一番大変って、長年の蓄積されたカーボン除去や各部の清掃。個体によっても差は出ますけど、だいたい丸二日間は洗浄に掛かるんですね~。さらに今回のエンジンではその蓄積されたカーボンにより、ローターに組み込まれているシールが固着していまして、取り外すのに苦労しました( ̄▽ ̄;)
そして洗浄が終わったら、オーバーホールの中でも重要になってくるのが補機類の組み上げです。
各センサーやソレノイドバルブ、バキューム配管など、それらがしっかり仕事をしてくれないと調子の良いエンジンにはなりませんし、思わぬ不調やブローに繋がるケースもあります。
エンジン単体の精度はもちろん大切なのですが、ここから先の補機類組み上げもキッチリ仕上げるべき作業になります。根気よく点検を行いながら、変えるべきものは新品へと交換を行い、慎重に組み上げていきます。
そしてオーバーホールと合わせて見直したいのがエンジンマウント。今回のFD3S RX-7ではストリートがメインになりますが、エンジンマウントはリジットタイプ(スーパーナウ製)を選択しました。
純正のエンジンマウント(ブッシュ)は振動や雑音を抑制してくれて良いのですが、メカニカル音やエンジン全体の動きを抑制するのにはリジットのマウントをお勧めしています。これは好みで選択して良いと思います^^
さて、補機類が組み上げればいよいよ復活目の前!!もう少々お待ちくださいませ。
インプレッサ(GDB)エアコンチェック&ガス充てん
次はエアコン関係です。夏場を迎えてエアコンがないとしんどい時期となりましたが、こちらのインプレッサ(GDB)ではエアコンの冷えが悪いとの事での車両チェックです。
基本的にこの年代の車両たちであれば、エアコンガスの量を適正化がしてあれば冷えるようになります。今回のケースでのバッチリ冷えるようになりました!(すぐ漏れるようでは問題ですけど。)
大きな不具合ではなかったので、ホッとした様子!良かったですね(^^)/
(ご依頼、ありがとうございました)
そして一緒にポッティングステッカーも購入して頂きました。
(ご購入、ありがとうございます)
だいぶSTIに対抗して要る感がありますがw
ミツビシ 軽ダンプ車検整備
次に働く系車両のミツビシ軽ダンプの車検整備です。
総走行距離が3500キロと年間走行距離数も少ないです。ブレーキ廻りや下廻りをチェック&清掃&点検を行いまして、定期点検整備を行っていきます。交換部品ではオイルなどの油脂類、バッテリー、ワイパーゴムなどを交換。車検整備の完了となります。
(ありがとうございます)
FD3S RX-7 前後の板金修理
最後にFD3S RX-7の板金修理です。こちらの車両はフロントエアロ破損&右リア廻りの衝突事故で板金作業のご依頼でした。
とりあえず車高低いですね、たばこの箱くらいでしょうか(^^;
フロント部はFRP製の社外フロントバンパーですので、FRPの修正による修理となります。
リアはテールランプも割れてしまう衝撃でしたので骨格の修理、そしてリアバンパーも社外のFRPバンパーでしたのでフロントバンパー同様に修理しました。
色に関してなんですけど、こちらのFD3Sは純正色ではありません。オールペイント済みの車両を中古購入されており、正直、同じ色が出るのか不安でした( ̄▽ ̄)
雰囲気的には黒にラメが拭いてあるイメージの外装色でしたが、レクサス製の色というのが確認出来まして、何とか板金屋さんの方で同じ色に合わせ込まれました!さすがですね(^^)/
仕上がりもばっちりです^^
ただこのまま納車してしまうと、車高が低すぎるのでまたフロントバンパー割りそう( ̄▽ ̄;)
リアから見ると普通かもですが、フロントの車高低すぎですね・・・。ということで、ご相談をさせて頂きまして前後の車高調整を行わせて頂き、四輪アライメントで最終仕上げを行うことになりました。
ぶつけやすいというのもありますけど、ある程度の車高やストロークを確保することはFD3S RX-7らしさを味わう上では大切です。路面との距離確保、走行安定性、旋回性の向上を乗りやすい形で提供したいと思います(^^)/
さて、もろもろの作業がひと段落してパーツ待ちになりそうだから、デモカー作りを進めていきましょうかね( ̄▽ ̄)