FC3S RX-7のエンジンオーバーホール作業の続きです。このFC3S RX-7は車体が前期ですが、補機類やハーネス等の変更でエンジン部は後期仕様になっています。
そして微妙に厄介なのが、元々ECUはノーマルなんですが、純正のプレッシャーレギュレーターを使用しない仕様(加工され復元不可)になっていました。今回はそこらへんも注意深くチェックしながら作業を進めていきます。
タービン本体は再使用ですが、タービン自体の接続部ではオイル漏れ、特に水漏れの痕跡、パーツの劣化がひどく、ガスケット交換はもちろんですが、ボルト類やホースアダプターの掃除、研磨、修正が必須でした。
そんなこんな、各部の交換や組付けをしまして、エンジン搭載となりました。
エンジンハーネスやウォーターポンプ、メタリングオイルポンプチューブの交換などの他に、サード製の燃料ポンプ、サード製燃圧レギュレーターを交換取り付け。
コンピューターはいじらず、空燃比計を取り付けまして、燃圧の調整をしながら、空燃比の調整&確認。加え、センサー調整、点火時期、アイドルの調整を繰り返しまして、だいたいまとまりました。
今回、使用しているオイル類については・・・
- [エンジンオイル] SYNTIUM RACER 10W-60
- [ミッションオイル] PETRONAS TUTELA TRANSMISSION ZC SUPREME 75w90
- [クーラント] KEMITEC PG55RC
となっています。
ここからはいつも通り、一日のラッピング。
現在は200キロの初期慣らし、漏れ等のチェック走行を終えたところです。
再度の最終チェック行いまして、納車準備が整いました。
ここからはオーナー様のもとでじっくり慣らし運転をお願いしたいとも思います。お楽しみに&どうぞよろしくお願いしますー!