ほぼノーマルのSR20DETエンジンをオーバーホール&チューニングを施し、ブーストアップ仕様として仕立てたS15シルビア。(前回までのあらすじはこちら。)
オーナー様は長期の海外出張明けということもあり、元エンジン時の愛車の感覚がなくなっているおっしゃっておりますがw
久しぶりに慣らしの旅で愛車を乗り回して頂き、オーバーホールを行ったエンジンとじっくり戯れて?頂きました。そして!
いよいよ最終調整で、コンピューターの現車セッティングで入庫となりました。
今回のオーバーホールの中では、エンジン本体以外でもアップデートを行っていまして、増量タイプのインジェクターやエアフロメーターの変更、ハイカム取り付け、APEX製パワーFCの導入などなど、定番のブーストアップメニューを一通り網羅しています。
でも、オーナー様の慣らし旅後のコメントは「まるでノーマルですね!w」というお褒めの言葉w
これは失礼な話でもなんでもなく、とても大切な・・・、というか有りがたい言葉なんです。シルビアのノーマルエンジンのようなフィーリングは、各種機関系やコンピューターのセットがきちんと機能していないと出せないフィーリングでして(^^;
ただそれはもちろんまだフルパワーの状態じゃないので、慣らしが終わったここから現車セッティングで詰めていきます。
早速、そのための準備で機材の取り付け。あとコンディションを整えるため、エンジンオイルとスパークプラグの交換。
さて、では早速セッティングを進めていきましょう。
今回の制御系ではECUをAPEX製のパワーFC、エアフロメーターをR35GT-R用を流用しています。機能面は特に異常もなく、坦々とセッティングは進んでいきまして、最大ブースト時も完了間近となりました。
タービンの仕様がGCG製のノーマル相当のタービンサイズを導入したので、絶対的最大パワーはないものの、どこからでも加速するフィーリングに仕上がっています。ストリート~ミニサーキットならストレスを感じない加速感です(^^)/
排気音も良い音出してますよ~w
引き取りまで少しお時間ありますので、チェック走行を踏まえながらコンピューターの詰め作業を行っていきます。納車をお楽しみに~(^^)/