FD3S RX-7の車検&車検整備+APEX パワーFCのセッティング

車検&車検整備のご依頼に加えまして、既存で装着されているECU(APEX パワーFC)のセッティングをという赤いFD3S RX-7が入庫しました。(ご依頼ありがとうございます)

こちらは4型のFD3S RX-7なんですけど、まぁまぁのワイドフェンダーが付いていますので迫力ありますね(^^)/
(この写真では分りづらいですがw)

ベース車両としては他店にて中古車として購入され、サカモトエンジニアリングとしてはこれまでオイル交換などの基本的なメンテナンスをご依頼頂き、作業を行ってきました。

車両の素性としてはコンピューターに関して不安点等はあるものの、通常走行は行えるレベル!とのことでしたので、特にそれ以上をお客様に強いることはなく(^-^;

・・・で、今回もとりあえず車検。
いつも通り基本的な車検整備を行い、適合化の修正を施して車検を無事取得し完了しています。排ガス検査に関してもエアポンプ付き車両ですので、既存のデータで大丈夫でした。

で、ここからが本題w
この車両では初となるコンピューターの現車セッティングを行っていきます。まずはロータリーエンジンの状態がどうなっているかをチェックするため、圧縮点検を。で、数値的には・・・

まぁ、ちょっと低いかな?とはいえロータリーは圧縮比の前後差の方が重要ですから、もう片方は・・・

んー・・・前後差が大き目かな(^-^;
ちょっと微妙な圧縮の値ですが、とりあえず今回は無理ない範囲でセッティングを続行していきます。

まずはA/F計などの必要な計器と機材を取り付けまして、

セッティング前のエンジンコンディションを整えるため、スパークプラグとエンジンオイルの交換を行いまして、さらにエンジン各部のチェックをして走行開始。

結果として、既存のセッティングデータでは走行に問題はないものの、燃調などのコンディション的には大きくずれている状態。繊細といわれるロータリーエンジンですけど、13B系に関してはそれでもそこそこ走れちゃうんですよね( ̄▽ ̄;)

あと、スロットル関連の動きも悪いさも発覚。冷間時の初期始動では回転が低く、アクセルをあおれば、ファーストアイドルが効いて回転上昇という状況です。今すぐ致命傷には至らないものの、この状態であればエンジンオーバーホールの時にでも、スロットルのフルオーバーホールもした方がいいですね。ロータリーエンジンのオーバーホールでは補機類もきちんと整えないとですから(^^;)

とりあえず、今回は潤滑剤で応急的に対応しました。スロットル動作はチェック走行でどの回転域で問題かは確認はしてあります。

で、本題の現車セッティング。
ブーストトラブルなどもなく過給圧もしっかり掛かります。他にはエンジンレブリミッターや電動ファン調整、燃調と点火の適正化や色々なシチュエーションでの走行確認&調整を終えまして、作業としては完了となりました。

安心して、お乗りいただけると思います( ̄▽ ̄)
エンジンフィーリングは間違いなく良くなっていますので、納車をお楽しみに~♪

  • URLをコピーしました!

書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw