慣らし運転が完了したFD3S RX-7のECU現車セッティング

以前、ロータリーエンジンのオーバーホールをさせて頂いた黄色のFD3S RX-7が入庫。仮納車後の慣らし運転が完了したとのことで、いよいよ最終の現車セッティングです(^^)/

以前の仕様は、TO4Sタービンを使用したいわゆるタービン交換車。
それを今回のエンジンオーバーホールと合わせて、純正リビルトタービンを使用した常時ツインのブーストアップ仕様へと仕立てています。

こちらのFD3S RX-7のロータリーエンジンの制御は既存で装着済みのAPEC パワーFC。仮納車時には慣らし用のセッティングを入れていますので、いよいよフルパワーのセッティングを出していきます( ̄▽ ̄)

・・・とはいっても全開時だけではなく、冷間時や街乗り時のフィーリングも詳細に詰めながら、色々なシチュエーションでキッチリ使えるセッティングとして、確認&調整を繰り返していきます。

そして今回、タービンの仕様変更と合わせて導入したのがブーストコントローラー。こちらはHKSのEVC6-IR2.4を新たに設置させて頂きました。

常時ツイン仕様のロータリーエンジンは、インターセプトブースト圧は低いのですが、高負荷・高回転で高くなる傾向にあります。回転の上昇に伴いブースト圧が上がってくるフィーリングですね。※もちろん常時ツイン仕様といえど、吸気・排気の仕様により変動する部分もあります。

それをEVC6-IR2.4の「回転数+スロットル開度」のブースト補正マップを使用して、低回転から、高回転まで一定のブースト圧力になるように調整していきます。

場合によってはスロットル開度によって減圧させる方向へも調整を施しまして、エンジンのフィーリング・パワー感というよりも、アクセルコントロールによる車体の荷重移動をしやすくし、車体を扱いやすく&踏んでいけるような乗り味に仕上げていきます(^^)/

フルタービン車に比べたら、絶対的パワーは落ちていると思いますが、ノーマルの限界値を引き出してコントロールしやすいフィーリングも良いですよ(^^)/

引き続き納車をお楽しみに♪

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書いた人

サカモトエンジニアリングの代表です。
チューニングも走ることも好きで、週1はサーキットに行きたいと常に思っていますw